色にあふれた世界のびろ(る?)

2010年04月29日

男の夢


昨年引越しした家は、大きな一軒家。築は古いが快適にリフォームされ、陽当たり眺望風通しとも良好、しかも遊びに来た友人が絶句する家賃の安さ。大いに気に入っている。

そして、家以上に気に入っている場所。
男の夢をついに手に入れたオイラであった。

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そう。ガレージ。
妻と交渉してクルマ用の駐車場を近くに借り、シャッター付き地下車庫を我がガレージとすることに成功した。

ロサンゼルスに半世紀近く住む友、シラセイズミとは20年近い付き合いになる。
はじめて家を訪ねたとき、奥さんのナオコを交えてリビングでしばらく話した後、イズミは言った。
「ガレージに行こうぜ」
重々しい木製のドアが開いた瞬間、俺は絶句した。
ギャング映画に出てくるような、おそろしく古いシボレーのクーペ。真っ黒なハーレーダビッドソンのパンヘッド。薄汚れたソファ。左手の壁には長いカウンターテーブルがしつらえられ、奥の一角がイズミの作業デスク。
それはまさしく男の居る場所だった。
「コッチの家には必ずこんなガレージがある。クルマ好きやバイク狂いは大体そこが自分の居場所だな。ナオコはめったにここには来ない。ジョイント巻くかい?」

その瞬間から、ガレージを持つことは、俺の夢になった。
トウキョウの賃貸暮らしでは、夢のまた夢。が、しかし。以来20年が経過し、そんな夢などすっかり忘れかけた今になって、俺はそれを手に入れたというわけだ。
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奥にもらい物のデスクを置いて、近所のリサイクルやで棚をいくつか買って、2台のハーレー(スポーツスターは友人の預かりもの)とスズキのチョイノリ、ラジコン飛行機や1950フォードのエンジン、ロードレーサー、キャンプ道具などなど、あっというまにそこは大人のおもちゃ箱になった。

ところが、いざ手に入れてみると、そこで時を過ごすには至らないんだよなぁ。そのうちどんどん物が増えて。これじゃ小洒落た物置だ。

ゴールデンウイーク中に少し整頓して、ハングアウトできる場所に仕上げて、チョッパーをじっくり整備しようかな。春だからね。



shinikeda at 14:03│Comments(4)TrackBack(0) chopper life 

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この記事へのコメント

1. Posted by meg   2010年04月29日 17:23
バイク。すいやせん。
でもなんだかとっても待遇のいい場所にお世話になってる様子。

Gwは日本にいるんだね!
久々にあいたいっす~。
2. Posted by イケダシン   2010年04月30日 10:00
オオッめぐまま。ごぶさた。ひさびさあおっかね。レンラクする。
3. Posted by 65   2010年09月18日 08:27
俺のダウンタウンのOFFICEとばされるぜえ。
イスラエルといっしょだからはやく会いに来い。

DOPE FOREVER FOREVER LOADED.
4. Posted by ロイ   2011年06月13日 22:04
シラセさんを探していたらここに辿り着きました 笑
私のガラージも「都合のいい物置」と化しております

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