色にあふれた世界

2010年04月22日

濡れ羽色


冷たい雨が降っている。
昨日は夏日だったというのに、冬に戻ったような、冷たい雨。
ぼんやりと窓から雨を眺めていると、カラスがやってきて
ベランダの手すりにひらりと舞い降りた。
爪がアルミの手すりをつかむ、カタンッと乾いた音が
しんとした部屋に妙に響いた。

俺はカラスが好きだ。
濡れそぼった体はひときわ黒く輝き、しかしカラスは
雨も寒さも気にする様子などみじんもなく、
威風堂々、胸を張り、
我が物顔で寒々しい世界を眺めている。
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カラスは不思議な鳥だ。
こんな都会の片隅に、人里離れた森の奥に、
高い山の天辺に。どんなところでも生きている。

誰もいない荒野の真っ只中でも
都会の小洒落たスノッブな店でも
同じように堂々としていること。
これが俺の理想の男像である。

嗚呼カラスよ、お前はまさしくそれだ。
センター街のゴミをあさるお前
我が家のベランダの屋久島の天辺を横切っていったお前
お前
冷たい雨も、風も、灼熱の陽光も気に病むことなく
いかなるときも変わることのない威風堂々。
だから俺はお前に憬れる。

カラスはカァとひと鳴きし
キュイッ、キュイッ、と羽音を立てて
雨降る空に飛び立った。






と、ぶろぐ、始めてみました。
小学校の通信簿から「根気がない」と書かれ続けた三日坊主。
やれるだけやってみましょうね。
よろ。



shinikeda at 16:32│Comments(0)TrackBack(0) 日々雑感 

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